2024年9月2日/#STAFF BLOG

【スタッフレポート】有料老人ホーム メディケア癒やし 四番館 有田様

九州最大級の大型有料老人ホーム

福岡県福岡市早良区にある有料老人ホーム メディケア癒やし四番館 有田へお邪魔しました！
私が知っている範囲内ではありますが、老人ホームの中でも非常に大きな施設です！
実際、九州最大級の施設と伺っております。
2022年にオープンしたばかりのため、施設内外ともに最新の設備が整い、清潔で快適な環境が保たれています。

老人ホームといえば「介護」。その介護職のお仕事は非常に大変…ということをよく耳にします。私は初めての介護現場見学でしたが、現場で直接体験し、多くのスタッフからお話を伺い、初心者の目線から分かりやすくお伝えします。
今回3名の方に密着し、まずは片田さんという介護歴10年のベテランの方にお話を伺いました。

メディケア癒やしさんでは、お互いに協力し合う「ユニット制」というチームのような体制を採用しており、フロアを半分に分け各ユニット全員で利用者の方々をお世話していきます。
新しいスタッフにも定期的な研修が行われ、スムーズな介護が可能な体制が整っています。

朝は、ユニットでミーティングを行い、夜勤の方からの申し送りや利用者様の状況を確認します。

その後「訪問介護」へと移りますが、「訪問」と聞くと「利用者様の自宅へ伺って介護をする」イメージをされる方がいらっしゃると思いますが、施設内にある利用者様のお部屋が自宅となっているので、お部屋へ伺うことが「訪問」となります。ですので、施設の中ですべて業務が完結することになります。
さて、この訪問介護ですが、メディケア癒やしさんの利用者様は、介護度の高い方（医療ニーズの高い方）が非常に多く、口腔ケア（歯磨き）や排泄介助等ではスムーズに作業が進まないことがほとんどのようです。しかし、さすがベテランの片田さん。コミュニケーションをしっかり取りながら、あっという間に介助が終わりました！
介護の仕事を初めて目の当たりにする私からすると、この人数の利用者様をケアしていくのはとても技術と労力が必要なことなのだな…と実際の現場を見て感じました。

最新の入浴介助と食事介助に圧倒

入浴介助では、楢田さんという男性介護士さんに密着しました。
先ほど記載したように、メディケア癒やしさんでは介護度の高い利用者様が多く、一般的なお風呂とは別に「ミスト浴」というものがあります。
自身で動くことができない利用者様のために、ストレッチャーに乗せて寝たまま身体を洗い、その後ドーム型の設備にそのままインします。
ドームの中では温かいミストが身体全体を包んで、利用者様は非常に気持ちよさそうでした！

ここで大変なのは、ミスト浴をされる利用者様は車椅子の方がほとんどなので、ストレッチャーへの移乗に気をつけなければ利用者様にケガの恐れがあるということ。
また、身体の大きな方を支える際は、腰に負担がかかるとのことでした。文字通り「体力仕事」ですね。
この入浴介助はシフト制になっており、現在約70名ほどいる利用者様を入浴させるため、この業務はほぼ一日中続きます。

昼食と夕食も密着したかったのですが、食事介助は利用者様の人数に対してスタッフの支援が非常に重要であるため、密着はせず全体の様子のみを撮影。
スタッフの人数に対して、明らかに利用者様の数が多く、食事介助も気が抜けない状況というのがわかりました。
スタッフの一人ひとりが常に全体を確認しつつ、目の前の利用者様をしっかりケアして、食事が終わった方から片付けに入り、同時に内服介助（お薬）をしたりと、まさに忙しさの極みでした。

夜勤はさらに多忙な時間帯

最後に密着するのは、ミャンマーから日本へ介護の勉強をしてこちらで働くセインルルアウンさん（以下ルルさん）
ルルさんには夜勤の様子を密着させていただきましたが、何と現状夜勤は1人で対応しています！
主な業務は、定期巡回をする中での安否確認とコール対応とのこと。「夜中だし、どのようなところが大変なんだろう？」と介護経験のない私には想像がつかなかったので、ルルさんに質問してみると

「とにかくコールが鳴ります」

この一言ですべて理解できました。
担当するフロアの人数はおよそ35名。タイミング悪く同時にコールが鳴ったり、他の利用者様をケアしているときに鳴っていたり…。
これを朝まで1人で対応すると思うと、その責任の重さを痛感しました。

メディケア癒やしさんでは、介護士だけでなく看護師も在籍しています。
医療ニーズの高い利用者様が多いため夜中に容態が急変することもあり、中にはお亡くなりに方もいらっしゃるようで、そのときは精神的に辛く悲しいとのことでした。
夜勤はお昼と違った大変さがあり、朝までまったく気が抜けない本当に大変な業務だと感じました。

現場を理解し、現場に寄り添う経営陣が支える充実した待遇

ここまで大変なことが多いように感じられるレポートだったかもしれませんが、人の命を預かる介護現場が激務なのはみなさんも御存知の通り。
しかし、それでも頑張れる理由はいくつかあります。

まずは給与面。これは誰もが気になるところですよね！
なんとメディケア癒やしさんでは最低金額設定が30万5,000円となっており、経験年数や能力に応じてドンドン上がっていくようです。
しっかり賞与もあり、片田さんは給与面に関しては「大満足です！」と素敵な笑顔で応えてくれました。

そして、メディケア癒やしさんの経営陣の方々が全員なんと元現場経験者や医療従事者ということ！
介護業界は、労力に対し給料が見合っていない…という声をよく聞きます。
私が役員の方にお話を伺った際には「非常に大変なお仕事なので、待遇面でしっかりと返していきたい」と熱意のあるお言葉をいただきました。
現場を経験し、熟知しているからこそ給与面でも業界トップクラスの待遇であり、長く続けてほしいという想いが伝わります。

また、休憩室に伺ったとき「ご意見箱」という箱が目に入りました。
このご意見箱に匿名でもいいので、業務に関することや思ったことを紙に書いて投函すると、毎月の役員会でしっかり検討され可能な限り改善されるようです。

初めて介護の現場に密着しましたが、想像以上に大変なお仕事だとわかりました。
ただ取材する中で私が感じたのは、職場の雰囲気がとても明るいということ。休みの日に一緒にお出かけするスタッフさんもいるということから、皆さんの仲の良さが普段の仕事のしやすさやチームワークにつながっているように感じました。
また、医療知識が学べたり、定期的な講習会など他の現場ではできない経験が積めるといった利点もあるので、そのような面でもキャリアアップにつながる職場だと感じました。

■職 種／介護士 （看護師・調理スタッフも随時募集中）
■勤務時間・休日／7:00～16:00・16:30～9:30 ・9:00～18:00（シフト制）
■給 与／305,000円～（月収／経験・能力による）
■賞 与／年1回　■従業員数／60名　■転 勤／なし
■待遇・福利厚生／各種社会保険完備／交通費規定内支給／制服貸与
■応募条件・資格／
●年齢制限：70歳以下　●学歴：高校卒業以上
●資格・免許：介護福祉士・介護職員初任者研修修了者・介護職員実務者研修修了者（いずれか必須）
■業務内容／食事介助・排泄介助・入浴介助・口腔ケア・就寝介助などの一般的な介護業務全般